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牧師のこーひーぶれいく

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割りバシと輪ゴム
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     「断捨離」という言葉を耳にします。その度に、私の心は少しうずきます。まるで私に言われているように感じるからです。もう13年前になりますが、私たちの地方は大きな地震に見舞われました。会堂の壁も含めた建物や、食器やテレビや家財道具、そして私の書斎の本棚などに大きな影響が出ました。いまだに片付いていないのが、私の書斎関係です。書籍は相当処分したのですが、まだ手つかずで残っているものもあります。

     

     残っているのは、わずか数個の段ボールですが、ちょっと見たところ同じ段ボールの中に雑多に詰め込んであるので、処分のためには一応確認したいと思うのです。その時間がなかなか取れずに、つい放置したままになっています。家内からは、中を見ないで思い切って処分したら、と言われています。その通り、と思いつつも、イマイチ勇気がありません。そんな私ですから、「断捨離」という言葉を耳にする度、心がチクリと痛むのです。

     

     小学生の頃、クラスで「輪ゴムピストル」が流行しました。使い古した割りバシを何本か利用して、ピストルの形を作り、その先端に輪ゴムを引っかけて、手元の引き金部分を動かすと、輪ゴムが勢いよく飛んでいくものです。その割りバシを組み合わせるにも輪ゴムは必需品でした。クラスの友だちは、それぞれに「銃身」を長くしたりして輪ゴムが勢いよく飛び出す工夫をして自分の「ピストル」作って自慢し合っていました。

     

     私は、自分のピストルを作るのに苦労しました。というのは、その当時の我が家には、割りバシも輪ゴムもほとんどなかったからです。そういう生活レベルだったのでしょう。当時の私にとって、一本の「輪ゴム」も実に貴重なものでした。そんな子ども時代を過ごした私には、「断捨離」はなかなか難しいことです。誰の目にも不要と思えるものが入った段ボールでも、一度自分で見て確認したいと思ってしまうのです。その他のことでも、「手放すこと」は私の課題です。

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