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牧師のこーひーぶれいく

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小さな希望の芽
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     書斎のコーヒーの木が危機的な状況です。四年程前に娘夫妻がプレゼントしてくれた植木です。コーヒーの木の青々と輝いているような葉の色が好き、と言った私の言葉を覚えていた二人が何かの時に持ってきてくれました。その時は、高さ二十センチぐらいで葉の数も十枚あるかないかの小さな木でした。私の部屋は、北と西向きですので、日がほとんど当たらず、植木にとっては気の毒な部屋です。

     

     でも背が高くなかったので二年ほど前に少し大きな植木鉢に植え替えてあげました。今では、高さが五十センチを超えるぐらいに成長し、葉の数も数え切れないほどです。この冬を乗り越えたら、もっと大きな植木鉢に植え替えてあげないとかわいそうと思っています。夢は実をならして、その実を焙煎して、「自分のコーヒー」を飲むことです。青々とした葉を楽しみながらも、大きな期待を掛けています。

     

     ところが、そのコーヒーの木がこのところグッタリしているのです。水をあげようとしてハッと気がつきました。植木鉢の受け皿に水が溜まっているのです。水が足りないのではなく、水のやり過ぎだったのです。これまでも少しションボリしている時に水をやると葉が元気になることがあったので、今度もそうかと思って何度か水をやっていました。あわてて受け皿の水を流そうと木にさわるとパラパラと葉が十数枚落ちてしまいました。

     

     すっかり葉が落ちたみすぼらしいコーヒーの木を見ながら、大きな期待を掛けすぎたと申し訳なく思っていました。もう枯れてしまうかな、とあきらめかけていましたが、良く見ると、葉が落ちてスッキリした枝の先端に、小さな新芽が顔を出していました。木の危機的な状況の中で、大きな葉は枯れ落ちたのですが、それは小さな芽を生かすためだったのです。自分を犠牲にして次の世代を生かすコーヒーの木に教えられました。

    | - | 19:54 | comments(0) | - | - | - |