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牧師のこーひーぶれいく

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チマキの笹
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     私たちの教会では、毎月一回(第四聖日、午後1時半から)「三浦綾子読書会」を開催しています。開始から四年を迎えます。今は「細川ガラシャ夫人」を読み進めています。主人公のガラシャ夫人は、本能寺の変で有名な明智光秀の娘です。この本を読むまでの私の「明智光秀」像は、主君である織田信長を討ったにもかかわらず、わずか「三日天下」に終わったというマイナスのイメージだけでした。

     

     しかし、三浦綾子さんが描く明智光秀は、戦国の世にありながら、人としていかに生きるべきか、を真剣に追い求めた実に魅力的な人物です。その光秀に対して、信長は理不尽な行為をくり返します。まるで、光秀の高潔な人間性に嫉妬しているようなひどい仕打ちの連続です。その横暴な信長に対して、我慢しきれずに無謀な謀反を起こす光秀に同情を感じましたし、盟友でありながら援軍に駆け付けなかった細川家にふがいなさも感じました。

     

     長岡には、笹団子と笹チマキという名物があります。笹団子は、今では一年中店先にありますが、本来は新笹が採れる5月前後が旬です。笹チマキは、笹団子よりも家庭料理という面がありますので、今でも5月前後に良く頂きます。どちらも笹でくるまって蒸して出来上がります。笹チマキの方は、まわりの笹を剥ぐのは簡単ですが、笹団子の方は、少しコツが必要です。笹を細く裂くようにして少しずつ向くと上手くむけます。

     

     明智光秀の天下が三日で終わってしまった背景には、細川家などの支援が受けられなかったことや、秀吉や家康などの巧妙な動きがあったことは明らかです。ただ、今回の読書会で、とても興味深いエピソードが紹介されました。それは、信長を討った後の光秀が、笹をむかずにチマキを食べていたのを見た人々が、光秀の大慌てぶりを見て取り、天下人になる器でないと見限ったということです。なんとなく今年のチマキの季節が待ち遠しく感じられます。

    | - | 21:48 | comments(0) | - | - | - |